ナースゆきのティータイム

院卒ナースのつぶやき

過酷な看護短大のカリキュラム

倍率1.5倍だった看護短大に合格

いよいよ女子大生?とワクワクした気分で入学した入学式

 

「あなた達は素晴らしい道を選択をしました!」

満面の笑みで激励くださった看護学部長

険しい道もありますが、どうか、頑張ってください」

とも。

 

いよいよ、看護師になるための専門的な勉強が始まる

と、ドキドキワクワクしていたのですが

そんな気持ちは束の間

学生生活がストレスでしかありませんでした。

 

まず、カリキュラム。

私が進学したのは、国立系大学の看護短期大学部

短大といっても3年過程なのですが

聞くところによると

4年大学で学ぶ内容を3年に詰め込んだカリキュラムだったようで。

 

毎日1限(9:00)~4限または5限の授業

週に1日は6限(19:30まで)

土曜日は1~3限、と授業がありました。

(時々、間に空きコマもありましたが)

 

19:30までの授業の日は、本当に辛かった・・・😫

通学に90分かかるので、

家についたら9時すぎてるやん・・・(泣)

 

そして授業の難しさ・・・

「医学概論」「看護学概論」などという授業から始まるんですが

医学とはなんぞや、看護とはなんぞや・・という授業だったように思います。

内容もチンプンカンプンで、はっきりいって、全然覚えてない・・・。

ナイチンゲールのことくらいは言ってたかな?

 

こっちは、もっと、ガッツリ看護に必要な技術とか

さっそく学べるんかな~と思いきや

そんな授業はまだまだ先・・・

 

とはいえ

「解剖学」「生理学」「生化学」もめちゃくちゃ難しい・・・。

 

「解剖学」とはその名のとおり、人体の臓器や血管、筋肉、神経とその役割など

「生理学」というのは、簡単なところでいうと

なぜ、人間の体温が36台に調整されているのか

なぜ、人間のウンチやおしっこは黄色いのかみたいな内容ですが

これを専門用語バリバリで、難しく説明されるから

本当に難しい😫

 

「生化学」なんて、エネルギーがどうやって作られて、どうやって分解されるのか

などを化学式ばかりで説明されて、もうチンプンカンプンです・・・。

 

他にも、「微生物学」とか「薬理学」とか「英語」「ドイツ語」「統計学」「数学」などなど・・・。

ドクターが授業をするんですけど

ドクターの授業って説明が難しすぎて、アホな私ら看護学生には分からんのよ~

授業中はけっこう居眠りしてしまいました・・・。

 

さらに友達との比較

文系女子大に言った友達なんかを見ると

1日3限くらいしか授業がなかったり

バイト三昧でお小遣いもあって

いかにも学生生活エンジョイしてる!って感じで

めちゃくちゃ羨ましすぎました・・・

 

それなのに、私たち看護学生ときたら

こんないい天気なのに、夜7時半まで拘束って・・・

私たちの青春はどこへ?

「人生で1番良い時を、こんな勉強だけ

 つぎ込んでいいのか?」

・・・という迷いが生まれてきました。

(いや、今思うと病んでたんやと思います)

 

 

そう疑問に思い始めた私は

ちょいちょい授業をさぼり始め

近所の公園で風景画なんかを書いたりして息抜きしておりました。

当時、こうして授業をさぼる学生が

私をふくめ、チラホラとおりました

 

 

今は電子カードなんかで授業出席をとるんですが

パソコンが普及していない平成初期の当時は

「代返」といって、友達に出席の返事をしてもらったり

出席をとらない授業もあったりして

けっこう、手を抜いていました。

(看護師の人柄を信じてくださっている方、すみません💦こういうやつで)

 

・・・とまあ、さぼった授業は定期試験でもがくことになるんですが・・・。

(しいては国家試験でもがく)

そんな先を読めないアホ学生(私)は

授業をさぼりまくるのでした。