看護短大もなんとか無事に(?)3年生にあがれて
4月からいよいよ病院実習が始まります✨✨✨
と、その前に
大学では「戴帽式」なる儀式があります。
今では、ほぼなくなりましたが、昔はナースキャップというものがあり
それが「看護婦の象徴✨✨✨」でした。
(当時はまだ看護婦という名称でした)
そう、まさにナースキャップは看護学生の憧れ✨✨✨
それまでの実習はとういと、ナースキャプの代わりに
医療用のめーっちゃ大きな三角巾で髪の毛を全て包み込んで
別名「うみぼうず」と呼ばれるような
とんでもなく、恥ずかしい頭で病院実習、学内実習をしなくてはいけなかったのです。
イメージするとしたら、水泳帽をかぶるような感じの頭です。
それが、もうね、本当に恥ずかしい姿で・・・
うみぼうずになっている間もそうなんですけど
その三角巾をはずしたあとも、髪の毛が乱れまくって
前髪なんか、完全にペチャンコでマジ恥ずかしい・・・
だからこそ、看護学生にとってはナースキャプは本当に憧れでした😭
ナースキャップだったら、可愛いし、外した後も髪が乱れることもない。
3年生に進級できた学生のみが授けられるナースキャップ
それをいただく儀式・・・それが「戴帽式」というわけです。
戴帽式には家族が参加できます。
本当に神聖な式で、卒業式や入学式のように一人ひとり名前が呼ばれて
一人ずつ、看護学部長みずからナースキャップを学生の頭に載せてくれます。
頭にナースキャップを載せてもらったら、横の先生がそれをピンでとめてくれて
そっと、「おめでとう」と声をかけてくれます。
全員がナースキャップを載せてもらったら
今度は一人ひとり、ナイチンゲール像が手にしている
看護のともし火なるローソクの「火」を
各自、燭台とローソクを持って授かりに行きます。
火を授かったら、全員で前に整列します。
そこで部屋の照明がおち、全員で『ナイチンゲール誓詞』を唱和して
そっと手元のろうそくの火を手で消します。
・・・って、ええー---!!!
手で火を消すって、どういうこと!?😱
そんなん熱いやん!!!
無理無理~💦💦💦
こわいこわい😭😭😭
・・と私ら学生は予行演習でギャーギャーさわいでおりました。
しかも『ナイチンゲール誓詞』って、めっちゃ長いのに
暗記してこい!と、先生が言う。
とにかく、ローソクの火を手で消す練習、ナイチンゲール誓詞の暗丸記を
戴帽式までに課せられました・・・😓
ローソクの火を手で消すのには、ちょっとコツがあって
そのコツさえ覚えれば、なんとか消すことができました。
でも、ナイチンゲール誓詞・・・
こんな長い文章、アホな私にはとても暗記なんてできません😭😭😭
ちなみに、ナイチンゲール誓詞はこれ。
↓
『われはここに集いたる人々の前に厳(おごそ)かに神に誓わんーーー
わが生涯を清く過ごし、わが任務(つとめ)を忠実に尽くさんことを。
われはすべて毒あるもの、害あるものを絶(た)ち
悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力の限りわが任務の標準(しるし)を高くせんことを努(つと)むべし。
わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事(しじ)のすべて
わが知り得たる一家の内事(ないじ)のすべてわれは人に洩(も)らさざるべし。
われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために
身を捧(ささ)げん。』
ながっ💦💦
頑張って覚えようと努力したんですけど、ほんと無理で・・・
でも、賢い人たちはちゃーんと覚えてきてて
結局、本番ではその人たちにのっかって、ところどころ合わせました・・・😰
ローソクの火を手で消す練習と、必死なナイチンゲールの暗記の甲斐あって
なんとか、神聖な戴帽式は終了しました。
戴帽式終了後は大学の外で記念撮影。
看護学部の全ての先生と学長と、学生全員、合計100名弱での集合写真。
外では花束持った彼氏が来てる子も💓
それぞれ、家族や友人と記念写真を撮りまくっていました。
あれから20数年・・・
貴重な私の看護師のたまご時代の記念として、今も大事に残しています。
この写真に掲載されている先生方、学生とは
看護の世界でなんらかのご縁があり、ひょんなことで再開するという
いやはや、看護の世界の狭さよ・・・
この時は金輪際、同級生や先生と会うことはない!!
と思っていたのに出会うんですね・・・😅
もう出会うこともないと思った、若かりしころの浅はかさよ・・・
てなわけで、いよいよ病院実習が始まります!