ナースゆきのティータイム

院卒ナースのつぶやき

留年生活 大学中退を救ってくれた恩師

看護短大2年生から3年生に進級できず

2年生を2回やりました。

 

落とした単位は「外科各論」と「関係法規」(の2つだったかな)

これを1年間で単位習得します。

でも、これだけなんで、週に2日授業を受けにいくだけで

他の日は休日そのもの。

ここぞとばかりにアルバイトをしました。

 

毎日、毎日バイト三昧で

1か月8万円ほど稼いでいました。

 

私がしていたバイトは

不二家レストランのウエイトレスと家庭教師。

家庭教師は2人~3人ほど教えていて

1週間に2時間ずつ数学と理科を教え

家庭教師がない日は不二家

夕方7時から深夜2時くらいまで働いていました。

 

 

バイト三昧の日々だったので

大学に行く日も少なく・・・

というより、バイト生活が楽しすぎて

ますます大学に行くのが面倒くさくなり

結局、授業をさぼってしまったりして

このままでは、また単位習得も怪しい雲行きになってきそうな感じになっていました。

 

そんな私をみかねて、一人の先生が自宅に電話をしてきました。

「どうしてるの?一度、私のお部屋にいらっしゃいよ」

と、優しい声で連絡してきてくれました。

電話をくれたのは高齢のおばあちゃんのような、小柄な優しい先生でした。

 

先生のお部屋をたずねると

「大学はどう?何か困っていこととか、心配してることがあったら教えてね」

「なんでも話してくれていいのよ」

と、とっても優しく声をかけてくれました。

 

この先生には、自分の素直な思いを話せるなと感じ

これまで感じていた

大学という環境になじめなかったこと

勉強が大変なこと、友達とずっと一緒に行動するのが面倒なこと

自分の思ってきたこと、大学を敬遠していることを素直に話しました。

 

先生は否定することなく、すべて私の話を聴いてくれ

「それは、しんどかったね。辛かったね」と。

「でも、これからどうしたい?大学はどうする?」

と聞かれ、私も大学は親のためにも卒業はしたい思いを伝えると

「じゃ、頑張って授業に出てね。またしんどくなったら、私のところにいらっしゃい」

と、上手に私を誘導してくれました。

 

その先生が私を気にかけてくれたことがきっかけで

私はまた大学の授業を受けに行くようになりました。

 

しかし、大学というとことはそう簡単なものではなかった。

今の時代ならネットで大学の情報を確認することができるのですが

まだまだネットが普及してなかった平成初期時代。

週に2日しか大学に行っていないと

大学の掲示板を見る機会が少ないので大事な情報をのがしてしまうことがあり

気が付くと単位に関わる情報を取り遅れ、あやうくまた落第するハメに・・・・

 

 

つづく