ナースゆきのティータイム

院卒ナースのつぶやき

血圧測定のテスト

看護学生時代

色んな技術を学びます。

 

 

もちろん、血圧測定は必須。

 

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しかし、私は血圧測定のテストは ソッコー落ちました😂

 

 

「はい、再試験。あなた、全然、練習してないね」

先生は見破ってました

 

 

そうです。

血圧測定の練習なんて一度もせずに

試験に臨んだので当然です💦

 

 

そもそも、どうやったら血圧が測れるのか?

上の血圧って何?(最高血圧収縮期血圧です)

下の血圧って何?(最低血圧・拡張血圧です)

 

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というレベルで試験うけました😅

 

 まー、よくそんなんで、試験に臨んだなと。

われながら、ええ根性してます💦

 

 

  

「あんた、これできんかったら、ホンマにヤバいからね」😡

先生に釘をさされました。

 

 

本気でヤバい💦と思った私は

とりあえず練習しました

一応、勉強もしました

(←最初からやれ🤣)

 

再試験は、なんとかギリギリ、クリア😅

先生は、二股の聴診器で(2人で同じ音を聴けるようになっている聴診器)

一緒に血圧の音

を聴いて、確認します。

 

とりあえず

なんとかなりました・・・。

 

 

 

せっかくなんで、

血圧の測り方について、簡単に紹介しておきます。

 

 

血圧の測り方

通常、血圧は上腕動脈(じょうわんどうみゃく)といって

肩から肘(ひじ)の間にある動脈(心臓から全身に血液をおくる血管)

で測ります。

この上腕動脈を囲むように腕に血圧計を巻きます。

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血圧計の腕に巻く部分のことを

「マンシェット」とよびます。

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マンシェットの中身ゴム素材でできていて

空気をいれると、風船のように、ふくらみます。

 

 

これが

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こんな感じになります。

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なので、マンシェットを腕に巻いて、空気をいれていくと

マンシェットがふくらみ腕が圧迫されます。

 

 

それと同時に

動脈の血管が圧迫されて

やがて血液の流れが完全に止まります

 

 

 

そして、空気をすこしずつ抜いていくと

圧迫されて止まっていた血液が

ふたたび流れ始めます

 

 

この遮断された血液が再び流れ始める時に

その音を聴診器で聞くことができるのです。

 

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トン・トン・トントントン・トン・トン・・・・

という感じで音が聞こえます。

 

(この音をコロトコフ音とよんでいます。)

 

このコロトコフ音は、マンシェットの中の空気をぬいて

腕にマンシェットの圧力がかからなくなると聴こえなくなります

 

 

コロトコフ聞こえ始めた時に示している圧力の数字

が俗にいう最高血圧という値になります。

 

 

 

 

コロトコフ音聴こえなくなった時に示す圧力の数字

が俗にいう最低血圧の値、ということになります。

 

 

 

たとえば

 

       血圧目盛り

・・・        140

・・・        130  

トン !           120                       👈最高血圧収縮期血圧)」

トン!        118

トン!     116 

トン!    114

 

(シューっと空気を抜いていく)

 

トン!     80 

トン!          88

トン!            86

 トン            84      👈最低血圧拡張期血圧)」

・・・            82

・・・            80

・・・            78

 

となり、血圧は120/84 mmHg*

となります。

(*mmHgは水銀の圧力の単位。昔は水銀計で測っていました)

 

 

 

こうやって、血圧計と聴診器

血圧を測ります。

 

 

なので、看護師は、この音を聴診器で聴いて

血圧を測っています。

 

 

自動の血圧計も同じ原理で、血圧を測っています。

(自動血圧計はこの脈拍の音で

脈拍の回数も一緒に自動計算して

測ってます。)

 

 

人によってはコロトコフ音が聞こえない人もいます

 

そういう人は聴診器で聴くのをやめて

動脈を触って、血圧を確認します。

(その時は最低血圧はわかりません)

 

 

もしくは、自動血圧計で測ります

 

 

しかし、最近は医療の現場でも

自動血圧計が広く普及しているので

新米の看護師がこの原理で測れるのか心配ですけど😅

 

 

 

とはいえ、私も、よくこんなんで看護師になれたもんです・・💦

いえ、血圧測定なんて練習すれば

ちゃんとできるし、誰でもできます。

 

 

一番大切なのは

看護師として

その値をきちんと適切に判断できることなのです。

 

 

 

 そこからが、看護師としての力量が問われるところです。

 

 

 

 

とはいえ、今思うと、こんな血圧測定もできなかった私は

看護をなめてました。

先生、本当にごめんなさい!🙏

 

 

でも、私はちゃんと看護師として

患者さんに真摯に向き合い

患者さんに還元できる看護師に成長しましたので

許してください🙇‍♀️